ベニー・ブランコという生きる伝説的音楽プロデューサー
ベンジャミン・レヴィン(Benjamin Levin)こと、通称ベニー・ブランコ。
バージニア州レストンという郊外でユダヤ系の家系に生まれ幼い頃から音楽への愛を育み、ラジカセで初めてビートを作り、やがて音楽業界の大物たちと仕事をするようになる野心を育んだ。
17歳の若さでドクター・ルークの目に留まり、ブリトニー・スピアーズ、ケイティ・ペリー、ケシャといったポップ界の大物たちとのコラボレーションを経て、チャートを席巻するヒット曲を生み出しスターダムにのし上がった。
ブランコがビルボードホット100で初めて1位を獲得したのは2008年のケイティ・ペリーの「I Kissed a Girl」であり彼の業界での地位を確立した。
他にもマルーン5の「Moves Like Jagger」、エド・シーランの「Don’t」、ジャスティン・ビーバーの「Love Yourself」など、チャート上位を飾る数々のシングルでキャリアを飾った。
レコード・プロデューサーとしての仕事に加えブランコはソングライターとしても成功を収めており、プロデュースした楽曲を共作することも多く、BMIやiHeartRadio Music Awardsからソングライター・オブ・ザ・イヤーを何度も受賞している。
ブランコの成功は彼がプロデュースしたヒット曲だけでなく、5つのBMIソングライター・オブ・ザ・イヤー賞や、2013年のソングライター殿堂入りを含む賞賛によっても測られる。
プロデュースやソングライティングにとどまらずベニー・ブランコはホールジーとカリッドをフィーチャーした2018年のシングル “Eastside “でパフォーマンスにも進出し、数カ国のチャートで首位を獲得、彼の多才さとアーティストとしてスポットライトを浴びる能力を見せつけた。
ブランコのプロダクション・スタイルはケイティ・ペリーのようなアップビートなポップからカニエ・ウェストのような内省的なヒップホップまで多様性に富んでいるのが特徴で、彼独自の特徴的なサウンドを保ちつつ、さまざまなジャンルやアーティストに適応できるカメレオンのような能力を証明している。
音楽の才能だけでなく、ブランコは慈善活動家としても知られ、新進気鋭のアーティストを支援するレコード・レーベル “Friends Keep Secrets “やカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカの “Benny Blanco Food and Wine Scholarship “を設立している。
彼の音楽的タッチは映画やテレビにも及んでおり、『The Fault in Our Stars(原題)』やNetflixシリーズ『13 Reasons Why(原題)』のサウンドトラックに貢献している。
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彼が音楽一家の出身ではないことも興味深い。
実際、彼が早くから音楽に親しんでいたのは地元のラジオとそこで紹介されたさまざまなアーティストのおかげである。
音楽制作に興味を持ったのは、学校のコンピューター室で音楽ソフトを見つけたときで、数え切れないほどの時間を費やして音楽制作のイロハを学んだ。
彼は若い頃からレコード会社やアーティストにビートCDを送り続け、その多くが拒否されたり無視されたりしたが最終的に彼の決意が実を結び、彼の作品が尊敬するプロデューサー、ディスコDの目に留まる。そして彼はブランコの可能性をいち早く見抜いた。
彼の音楽業界への貢献はジャンルの枠を超え、リアーナ、カニエ・ウェスト、ジュースWRLD、ザ・ウィークエンドなど、様々なジャンルのアーティストを含む幅広いディスコグラフィーを持つ。
2019年、ベニー・ブランコはジュース・WRLDとブレンドン・ウリーとの “Roses “をリリースしたが、これはジュース・WRLDが早すぎる死を迎える前の最後のコラボレーションのひとつであり、ジュース・WRLDの芸術的才能とブランコの異なる音楽要素をシームレスに融合させる能力を痛烈に反映したものとされている。
革新的なプロダクション・テクニックで知られるブランコはライターの火花やリンゴの音など、日常的な音を音楽に取り入れることが多く、このような型破りな要素を使ってトラックに独特の質感を加えている。
ブランコのステージネームは映画『スカーフェイス』の登場人物にインスパイアされたもので、そのキャッチーな響きだけでなく、分身を表現していることから選ばれた。
キャリアを通じてグラミー賞に複数回ノミネートされ2021年にはグラミー賞の年間最優秀プロデューサー賞(ノン・クラシック部門)を初受賞し、音楽界での地位をさらに固めた。
また彼はのんびりとした親しみやすい態度で知られており、フォーマルなイベントでもカジュアルな服装で登場することが多い。ちなみに近年でも、韓国の人気グループBTSやスヌープドッグともコラボレーション作品を出し音楽の分野を問わず大活躍している。
そして、そんな中でも異色のコラボレーションを最後に紹介しておきたい。有名シェフマティー・マセソンとのクッキング番組だ。彼はもはや音楽の枠まで超えようとしている。
ベニー・ブランコと料理 番外編
そう、ブランコは音楽プロデューサーとしての成功に加えて、料理にも情熱を持っているのだ。彼は自らの料理本『Open Wide: A Cookbook for Friends』を出版し、料理の楽しさや友人との食事を通じたつながりを語っている。
この本では彼の料理に対するアプローチや友人たちとの食事を楽しむためのレシピ紹介といった内容だ。
彼は「料理は人々をつなげるものであり、特別な瞬間を共有する手段だ」と語っています。
彼の料理スタイルは、プロのシェフのような技術を持たないことを自覚しつつも彼の音楽のように楽しむことを重視しているともいえるかもしれません。
料理を始めたきっかけとしては13歳の時に友人とグリルを使ってサンドイッチを作り始めたことを挙げています。
この経験が彼の料理への情熱を育むきっかけとなったとのことです。最近のことではなく、実は音楽同様にこちらもそれなりに長い趣味なのです。
セレーナ・ゴメスとベニー・ブランコの関係
知っている方も多いかもしれないがベニー・ブランコはこちらも超有名なスター歌手のセレーナ・ゴメスと交際している。
そして、この流れでなんですが彼女との料理の時間も大切にしているようです。
セレーナゴメス側も彼と一緒に料理をすることが「彼女を地に足をつけさせる」と述べているほどです。
彼は彼女のために特別な料理を作ることを楽しんでおり、彼女の好みに合わせたレシピを学ぶことにも意欲的と報じられています。
彼は、料理を通じて「人々を幸せにする」ことが自分の使命であると感じているようですが、これは彼の音楽への取り組み方と同じなのかもしれませんね。
セレーナ・ゴメスの結婚相手に! 追記
追記ですが、彼らは2023年7月に交際を開始し2024年の12月に婚約を発表したようです。
セレーナはベニーを「私の人生の愛」と表現しているようです。
セレーナ・ゴメスとベニー・ブランコは、2019年に「I Can’t Get Enough」という曲で初めてコラボレーションを行いました。その後も音楽的なつながりを深めてきました。
そして彼らは2023年の中頃から交際を開始し、このたび婚約を発表したようです。セレーナはInstagramで婚約指輪を披露して「永遠が今始まる」とコメントし、彼女の友人であるテイラー・スウィフトらも祝福のメッセージを送っています。
また上記の通り、彼らは料理を共通の趣味としていました。今回自分は初めて知ったのですが、セレーナ・ゴメス自身も自分の料理番組「Selena + Chef」を持っているようです。
音楽のコラボレーションだけでなくこれからは料理のコラボレーションももっと見れたら楽しそうですね。
ちょうど最新の彼らの動画も上がっていたのでこちらも。おめでとうすぎる。
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